2019年5月5日

宇宙を旅する盗賊団のこと

 団長ドロッチェ率いる盗賊団「ドロッチェ団」および団員たちについての創作設定。

▼先に言っておきたい注意点▼
 スピンを含め、幹部は全員男性。
 チューリンは「全員で70人くらい」いるが、そのうちで「女の子は5分の1くらいしかいない」という男所帯。
 幹部たちにも恋愛話が存在する。
※ドク×スピン が男性同士のカップルとして成立済。ストロンにも、団の外に好意を抱いている女性がいる(まだ片想い中)。
…といった設定が前提になっています。 たぶん、ドクが一番キャラ崩壊が激しい。


 ・ドロッチェ団
 宇宙を渡り歩く盗賊団、なのだが、団長と幹部三人をのぞく残りの団員 こと チューリンたちは皆まだ幼い子供なのもあって、とても仲の良い賑やかな集団。殺伐とした空気はまるで無い。
 スピンは不良っぽいけど根は真面目な青年、
 ストロンは縁の下の力持ち系だけど少々意地が悪く、
 ドクは普段のおじいちゃんキャラがそもそも演技というひねくれ者。
だいたいこんな感じです。
(「夏の終わりと、続く恋」旧版登場キャラ紹介)


☆ ドロッチェ団
 団長ドロッチェを中心とする、アットホームな盗賊団。ドク、ストロン、スピンの幹部三人、そして戦闘員である沢山のチューリンたちから成る。
 幹部の中では最年少のスピンは一応成人しているが、その下のチューリンたちは年長組でさえまだ幼いと言っていい程の年齢。そのせいか流れ者の盗賊団と言っても殺伐とした雰囲気はまるで無く、幹部以上の四人は総じて子守りが得意だったりする。
 団員それぞれ個性はあるが、皆が皆、団長が大好き。
 盗賊団としてのお仕事をまったくしていない訳ではないのだが、ポップスターの住民はのんびり者が多いためか、あんまり注目される事も無い。以前デデデ大王の城に侵入した事も、案外知っている者は少なかったりする。
 ポップスターに滞在する時は、以前「アイランドアイス」に造ったアジトを拠点にしている。簡易アジトと呼んでいる小さな拠点(小屋程度)を造る事もある。

 団長の恋路については、少なくとも幹部の三人は早々に気付いて、密かに応援してくれている。


 ★ ドク ― 発明家
「丸く収まったのなら、わしはそれで構わんよ。…フォッフォッフォ……」

 ドロッチェ団の所有する先進的なマシンや宇宙船などを一から造り上げた発明家。メカクラッコなどの戦闘用から、あらゆるメニューを網羅した食堂用マシンまで(しかも「美味しい」とカービィに好評を受けている)、その才能は多岐に亘る。
 最年長で、ドロッチェよりも一回り程度年上。豊かな髭と分厚いぐるぐる眼鏡で顔を隠し、朗らかな笑い声を上げる陽気なおじいちゃん(実際にはそんなに歳でもない)だが、時々その眼鏡が怪しく光る。
 一人称「わし」、もしくは「私」

 チューリンたちが居ない幹部以上の者だけになると、おじいちゃん演技をやめて口調が若干若くなる。実はかなりのひねくれ者だが、ドロッチェや団の皆のことはとても大事にしている。
 …その中でも、幹部仲間であるスピンとは密かに恋人同士。


 ☆ スピン ― スピード自慢
「団長っ、あんなバカは放っといて先に行きましょうっっ!!」

 手裏剣とカギ爪とハリセン(?)を駆使する、ドロッチェ団幹部最年少。ドロッチェより一回りぐらい年下で、見た目の可愛さから子供に見られてしまうこともあるが、チューリンたちにとっては厳しくもあり頼れるお兄さん。
 意地っ張りで怒りっぽく、少々口が悪いところがあるが、実際にはかなりの世話焼きであり心優しい。チューリンを叱りつけるその姿は微妙にお母さんのようである。敬愛する団長ドロッチェに対しては少しだけ素直。
 目にも留まらぬ自慢のスピードで、今日も(主にドクに対して)ハリセンをお見舞いする、ツッコミ担当。
 一人称「僕」

 カービィとはちょうど精神的な年齢が近く、ちょっとした親近感も湧くのか、さり気なくドロッチェとの仲を取り持ったりとなにかと気に掛けてくれている。
 …幹部仲間のドクと恋人同士であることは絶対の秘密だけれど、二人の掛け合いはほとんど夫婦漫才(どつき漫才)になってしまっている。でも一応チューリンたちにはまだ気付かれていない。


 ★ ストロン ― 力持ち
「ふっふっふっふ~……早い者勝ちだ、カービィ」

 の~んびりマイペースで大食漢と、カービィと共通項も多いドロッチェ団の怪力担当。アジトに遊びに来たカービィとの大食い対決はもはや恒例行事。
 ドロッチェよりも少し年下の青年。あまり喋らないと思いきや寡黙という訳ではなく、じっとしていたかと思うといきなりツッコミを入れに来たり唐突にボケて会話を引っ掻き回したりする。密かに自分が得するように立ち回るちゃっかり者。のんびりした口調のせいで気付きづらいけれど、意外と毒舌なところも。でもいつの間にか寝ているということが一番多い。
 特に、他人の恋愛には口を挿まない主義、らしい。
 片言ではないけれど、たまに発音を省略してヘンな口調になる。
 一人称「オレ」

 実はポップスターに密かに憧れる女の子がいて、たまにファンレターを送っている。


 ☆ チューリン
「ちゅーちゅー」「ちゅーっ!!」

 わらわらと沢山居る、ドロッチェ団の戦闘員。皆まだ幼く、ちょっと舌足らずなためか台詞は「ちゅー」としか聞こえないが、それでも会話は普通に出来ている。
 例えると、年少組で幼稚園児くらい、年長組でも小学校の半ばくらいの歳。
 色は全部で四色で、体色によって性格や得意分野の傾向はあるけれど、それ以上に個性もある。ちなみに、少ないながら女の子たちも居る。

<チューリン:色毎の大体の傾向>
黄色:大人しくて、それほど戦闘向きじゃない性格。どちらかと言うとフォローが得意。
緑色:社交的な性格で、頭の回転が速い子が多い。機械とかの扱いに長ける。
青色:基本的にマイペースな性格。特に力が強い子が多く、重たい物も持てる。
赤色:他に比べて全体数が少なく、後方支援役を勤める。個性的なしっかり者が多い。
(最初期:キャラ設定まとめ)


<カービィとの関係> ※カービィ側から
・ドロッチェ団の皆とは「以前戦った事もあるけれど、今は「大切な友人」」。
 ドロッチェにとっての家族であり守るべき仲間で、カービィは彼らの仲間にはなれないけれど、彼らの団長と恋人同士になったカービィを温かく歓迎してくれた友人たち。ドロッチェを大切に想うことは団の皆を守ることと同じだと考えている。
 ドロッチェを慕う団員たちの意思をとても尊重してくれるので、二人の関係に気付いている幹部3人にはむしろ逆に心配されたり(主にスピン)色々とけしかけられたり(主にドク、たまにストロン)している。


<ドロッチェとカービィの関係について> 気付いている人々
・ドロッチェ団のドク、スピン、ストロンの幹部3人
 ドクは告白の日に二人でいるところを偶然見てしまった事から、スピンたちはカービィが遊びに来るようになってから自然と気付いていた。
・チューリンたち
 「団長の大切なヒト」らしい、という認識。カービィはよく遊んでくれたりする友人として自然と受け入れていたし、団長が自分たちとは少し違う感じでカービィを大切にしているのは皆なんとなく気が付いていた。ただ皆まだ幼い子供たちなので “恋愛” がよく分かっていない者が多く、二人もチューリンたちの前ではお互いの特別な関係は見せないようにしていた。一部のおませな女の子たちなどには一足先に注目されていたが。
 カービィがドロッチェ団の旅に同行したあたりから、少しずつチューリンたちの間でも「団長の恋人」だという認識に切り替わってきているようだ。
(最初期:カービィのこと・1)


人物像を、さらに詳しく

・スピン
不良少年+ツンデレ属性+オカン(お母さん)属性。

・ドク
 体力が無いけれど大体のことは何でも出来る器用人、だけど人間関係だけはやたらと不器用。大切なもの程、どうすれば「優しくできる」のか分からなくて、結果落ち込んでしまう。
 実年齢よりも老けた演技をしているのもその一環。
 どうしようもないひねくれ者(だと自分でも思っている)なのに、ドロッチェもスピンもそんな性格を理解してくれた上で、行動はともかく性格については別段咎めようとはせず、ありのままに認めてくれる(普段はあまり接点ないけれど、もちろんストロンも)。それがとても嬉しくて、ドクにとって彼らの側に居られる空間=「ドロッチェ団」という存在が何よりも大切なものになっている。
 チューリンたちにしても、純粋な子供ゆえに彼の本性にまったく気付いていないという事はないだろう。だけどチューリンの前ではずっとおじいちゃんな演技を続けていたいと思っている。


▽「紹介してもらう」形式で団長と他の幹部たちに語ってもらったもの▽

〔スピンについて〕
ドロッチェ:
「……そうだなぁ…、…あいつ自身の、得意武器によく似てるよ。
 一たび決めたら、まっすぐに飛んでいく。食い付いたら、しっかりと離さない。カーブを描いて飛んでいても、その軌跡はきれいにまっすぐなんだよな。どんなに遠くても、あいつの攻撃が外れる事は無い。空間把握能力にかけては、オレもあいつには及ばないからな。
 身体は小さく見えても、実際には、鍛え抜かれた鋼。逞しい奴だよ。
 それでいて普段は、その武器をひけらかす事はなくて。本当はいつだって飛び出せるように、手の裏に忍ばせたまま、な。

 ―――え? スピンの得意武器は、ハリセンじゃないのか、って?
 ……まぁ、たしかに。あれも、あいつの特徴を、よく現してる……かな?(苦笑)」
まっすぐで、逞しくて、しなやかで。
(手裏剣のようにまっすぐで、カギ爪のように逞しくて、ハリセンのようにしなやか…で?(笑))

ストロン:
「んー。…子供じゃないけど、子供。かなぁ。
 …あー、悪い意味じゃないぞー。ほんと、なんであんなに純真かなぁ、って思うもん。ま、チューリンたちと一緒で、団長に育てられたよーなもんだから、かもだけど。でもオレやドクと違って、最初っからマジメなヤツだったからなー。そーゆー意味では、団長の愛弟子、なのかもね。
 でも、チューリンたちに対しては、「お母さん」だもんなー(笑)。…あーゆーところ見ると、ちゃんと育ててもらってたんだな、って思うよ。オレとは違って、さ。」


〔ストロンについて〕
ドロッチェ:(得意武器にたとえての続きで)
「力仕事なんて地味で、だけどとても大切な部分を、文句も言わずに引き受けてくれる。気のいいヤツさ。
 ただ、妙なところで派手好きな面もあるんだよな…。 “ハンマー能力” 持ちにはよくある傾向らしいが。(具体例:デデデ大王)
 たまーに、困ったことも仕出かしてくれるが…それ以上に、皆が頼りにしてる。支え役としてもトラブルメーカー役としても、美味しいところをさらっと盗っていくんだよな。ある意味、オレたちの中で一番、盗賊らしいヤツなのかもな」


〔ドクについて〕
ストロン:
「本人、自分のこと、どーしようもない悪党だと思ってるみたいだけど。
 実際には、大したことないよなー。…でなきゃ、オレたちの仲間なんて、やっていられないだろ。(笑)
 なかなか、気付かないみたいだけど。ま、あんまりスピン怒らせて心配させすぎないよーにだけ、気をつけて見てる。まー大丈夫だろけどね。」

スピン:
「……馬鹿。 他に言い方ないくらい、バカな時ある。
 頭良いくせにさ。頑固なんだよね。困った方向にばっかり。
 …本当は、他人のこと、ちゃんと同じ目線に立って見れる……いいやつ、なのに。
 なんで、あんなにバカかなぁ!(怒。←ただし照れ隠し混じり)」

ドロッチェ:
「…今となっては、一番長い付き合い、だな。
 だからこそ言える。…オレの知る限り、一番、人間臭いヤツだよ。…本人は、認めないだろうけどな(苦笑)」
(最初期:団員キャラ紹介)


【▼ドロッチェ団 追加設定 ※創作設定 ▼】

 ・幹部三人の眼のこと
 ストロンは左目に眼帯をしているが、完全に視力を失っている訳ではなく、逆に極端に光に弱い眼を保護し視力を補っている機器。
 ストロンに限らず幹部の三人は、育った環境のせいで眼の機能が弱くなっており、それぞれの方法で眼を保護している。

 ・ドロッチェたちの故郷について ~なんとなくのイメージ~
 全員、ポップスターとは違う惑星の同じ地方の出身。
 彼らの住んでいた街は環境汚染が酷く、特に、住人の三人に一人は眼に病気を患っていると言われる程だった。ストロンは排ガスのせいで左目を失明しかけ、スピンは生まれつき両眼に重い病を患っていた。
 現在では病気は治っているのでもう悪化する事はないが、一度弱った部分は治らなかったらしい。ほとんど赤子の頃に街を離れたチューリンたちや、ドロッチェは例外的に病気に罹った事はない。
 そんな土地だったので、貧民街に暮らしながらも輝くような強い瞳を持ったドロッチェの存在は良くも悪くも目立ち、目を付けられることになった。

 ・過去 ドロッチェとドクの出会い~ドロッチェ団結成
 ドロッチェがまだ少年の頃に、恐怖政治と言えるような圧政を敷いていたその街の極悪な領主と対立し、孤児仲間を守ろうとして捕まってしまう。何とか逃げ出した先で、若いながらも優秀な科学者として領主に仕えていたドク(当時は違う名前だった)に出会い、何故か匿われる。傲慢で凶悪な領主に嫌気が差していたドクは、彼に対抗できると見込んだドロッチェを保護して焚きつけ、領主を倒させて自由を得ようとしていた。野心を隠そうとしないドクに呆れつつも、領主に復讐を誓うドロッチェは彼の元で傷を癒しながら、目覚めたばかりの自分の能力を磨くことにする。
 やがて、本当に復讐を果たし街を出奔することになるのだが、その頃にはあくまで自分のためと言い続けていたドクもすっかりとドロッチェ本人に惚れ込み、名前や姿を変えて今の(ドロッチェ団の)“ドク” として彼と同行することを決める。別人のフリをして目の前に現れたドクに、ドロッチェはちょっと苦笑しながら何も言わずに受け入れ、それからストロン、スピンを迎えて共に盗賊団「ドロッチェ団」を結成する。

 ・過去 チューリンのこと
 身寄りが無くなった子供として各地から掻き集められ、なのにゴタゴタが起きて都合が悪くなると見捨てられて、そのまま放置されそうになっていたのを見かねたドロッチェが拾ってきた、大量の子供(赤子)たち。
 子供と触れ合った事なんて無かったドクは最初戸惑って拒絶するが、他のメンバーは思いの外に乗り気で、結局はドクが折れてそのままドロッチェ団の仲間として育てることになった。
 このチューリンたちを迎え入れたことが、その後のドロッチェ団の方向性を決め付けたと言えるかも知れない。本当に赤子の頃の事なので「命の恩人」と考えているチューリンはさすがにそういないが、今では皆、大切な仲間である。
(最初期:ドロッチェ団隠し設定など)


■ドロッチェ団・それぞれの過去について設定メモ

スピン:
 高度な文明の発達と引き換えに環境汚染が進んだ街に生まれ、先天的に両眼に重い病を抱えていた。いつ失明してもおかしくないと幼い頃から宣言を受けていた眼の代わりに、種族特徴でもある「聴覚」が人一倍優れており、どんな小さな音も拾い上げ、反射する音を聞き分けて、視界に頼らずとも的確に空間を把握できる能力を持つ。
 決して裕福ではない家庭に生まれ、治る見込みのない病の治療にいつの日か耐えられなくなった実の両親に捨てられてしまうくらいなら、と自分から家を飛び出した。霞む視界をこらえてスリをしていたところをドロッチェに見つかり、拾われて仲間になる。
 のちに、ドロッチェとドクの尽力で眼を治してくれる医者を見つけ出し、手術も成功して、特殊加工されたサングラスは手放せないものの、完全に視力を失わずに済んだ。
 「心得はあっても医学は専門ではない」と嘯き、自分ではスピンの病を癒す事は出来なかったが、その治療法が見つかるまで、そして無事手術が成功した後もずっと経過を看てくれているドクとは、幹部仲間であると同時に主治医と患者でもあり、特別な結びつきがある。

ストロン:
 治安の悪い街の片隅で、若いうちから不良グループの一員に組み込まれ、見た目通りの怪力担当として、まっとうではないながらも見た目に反して慎ましく生きていた。
 だがある時、毒素を帯びた排ガスを浴びてしまい、左顔面に大火傷を負う。激しい痛みと失明の恐怖に自暴自棄になり、荒れて暴れまくっていたところを、通りがかったドロッチェにあっさりと返り討ちに遭い、そして「正規の医者でなくても良いなら、医学の心得がある知り合いを紹介する」との言葉を受けて、彼の仲間になった。
 焼けた左目もなんとか無事で、失明の危険は回避できたものの、眼帯の下には焼けて爛れた傷痕が今も隠されているため、普段から眼帯は外さない。(※むしろ眼帯自体に弱い視力を補う機能が盛り込まれている。ドクの発明品のひとつ)

チューリン:
 元は、非合法な組織の被検体として掻き集められていた、身寄りを亡くした赤子たち。計画が頓挫した事で施設ごと放棄されそうになっていたところを、たまたまその情報を得たドロッチェの手で保護された。元の身寄りがほぼ判らなかったため、そのまま団の仲間として引き取られて、旅の空と厳しくも優しい団長たちの下、のびのびと育っている。
(!:走り書き 結成秘話)



 ストロンが負った火傷はドクでも治療できたけれど、スピンの病気はドクの腕では治してあげられなかった。それが悔しかったのもあり、ドクもドロッチェもスピンの眼をどうにかして治してあげたかった。
 『参上!』本編よりも前の話になるし、本筋(=ドロカビ)とは離れるから、書くかどうかは分からないけれど、スピンの眼を治療するまでの話はドロッチェ団にとって重要な話として考えている。 ドクスピ話と、ドロッチェがとあるドクロンに助けられドクロ団の存在を知ったきっかけの話に繋がる。

 もうひとつ『参上』前の話として、トリプルスターが眠る迷宮に挑んだ話もある。そちらはそのうち、トリプルスターに関する設定として一気にまとめたい。