…ところで ブラックデデデの英名表記が「Shadow Dedede」らしいというのを見て〈参考:カービィwiki〉、えっ そんなところで実はシャビィとお揃いなのっ? と微妙にテンションが駄々上がりしてしまったのですがそれは置いておいて(笑。)……
鏡の3人組は、元となる3人の悪心を映した存在、という以上の情報はほぼ存在しない、二次創作によってキャラクター性がものすごく変わる人たちなのですが。
むしろ『スタアラ』で参加したダークメタナイトが、まったく性格を表現しない描き方でいてくれた事が、微妙に命拾いになったとも感じておりますが(笑) そういうところの作りは本当にすごく上手に作られてますよねぇ…。
我が家版では、ざっくりと言うと「オリジナルの正反対の性格ではない」という事になっています。
その理由として一番大きいのがダークメタナイトが、オリジナルであるメタナイトの利き手と同じ、右手で剣を握っている事。(※公式イラストを参考にしています)
利き腕が同じ、という事は、左右を反転させていない。
そこから、彼らは「鏡に映った」存在という訳ではないのでは、と考えるようになりました。
鏡合わせではない……それならば、もうひとつの鏡、「合わせ鏡」から生まれた者なのではないか。
合わせ鏡を覗いた時に、見える無数の層。見えるのに、触れる事は出来ない無数の「鏡の向こう」。(※そんな世界を支配している存在だから、ダークマインドが捕まらない)
鏡から生まれた3人組は、そんな無数の可能性の中の1つが、具現化した存在。
だから、元の否定ではない。対でも、同じでもない。 それぞれ別の存在。
ゆえに、個人の人格を宿すに至る。…というのが、自分の考え方です。
※とある漫画をならい、以降、元になったカービィたち3人の事を「表(おもて)」と表記する事にします。オリジナルだと長いので。
鏡の3人組それぞれの性格について。
表の3人を参考にして、彼ら3人に2つずつ、鏡が増幅させた「心のカゲ」をキーワードとして設定し、そこから膨らませてみました。
シャドーカービィ:臆病、傲慢
ダークメタナイト:高慢、不信
ブラックデデデ :強欲、無謀
鏡によって作られた彼らは、表のキャラたちが内包する性格のうちの、短所となる一部の性格を強調した性格形成がされています。正反対な性格ではないけれども、表の、欠点を踏まえた上でのそれぞれの良い部分を、あえて否定するような性格に作られています。
実は他者との関係については臆病な面もあるカービィの性格が一番強調され、また同時に、強い戦士として他者を顧みない傲慢さをも強調された性格になっているシャビィ。 反面、カービィの持つ力強い冒険心やお気楽さ、お人よしな部分は、かなり控えめにされています。
孤高の強者であるがゆえに他者を信じ切る事がどうにも不得手で、己の意志を貫く事に固執しがちなメタナイトの、それでも併せ持っているはずの部下たちを思いやれるカリスマ性などが、ほとんど反映されていないダート。
デデデ大王が持つ前向きさ、へこたれなさ、面倒見の良さとか陽気さとか、そういった明るい部分がほとんど抑えられ、自分の欲望に忠実で思った事がすぐに行動に出るブラデ。 ただ、支配欲はあんまり無いので、王を自称しようとはしてません。(※デデデ大王にある「支配欲」は、彼の欠点ではないという自分の解釈によってます)
キーワードの一部を七つの大罪から取っているところもありますが、例えばカービィやデデデ大王の「暴食」ぶりは、私がそれを彼らの欠点とは思っていないため、シャビィやブラデには大して反映されていません。
そして、これはあくまでも彼らが作られた当時の「初期設定」であるため、これから成長していく中で、変化していく可能性はあります。具体的には、他者との関わりが苦手で思いやりのできない性格だったシャビィが『鏡の国の勇者』となって彼なりに頑張っていること、など。
……ちょっと面白いのが、デデデ大王やメタナイトの面倒見の良さやカリスマ性が長所として鏡の彼らにはあえて反映されないようにされてしまっているため、必然的に、シャビィが残り二人の面倒を見る羽目になる、というところ。
そういう小さな「違い」が積み重なって、少しずつ、オリジナルの存在であるカービィたちとはまるで違う彼ら鏡の3人組だけの、これからの物語が出来上がっていくのだと思います。
ざっくりとですが、ダートとブラデが鏡の国にやって来る時の話を少し。
『トリデラ』でのカービィの冒険と並行して、もう一人のヒーロー…シャビィ(※当時はまだシャドーカービィ(=鏡の国のカービィ))の物語を考えていました。
活動を始めたダークマインドの影響を受け、シャビィの灰色だった身体が渦巻く闇の色を映したものになってしまった、というところから始まる、シャドーカービィの新しい冒険の物語。……シャビィが灰色版に戻れるという設定が『スタアラ』で登場してしまったのもあって空中分解している気もしますが…… 当時、タランザを追うカービィの冒険と同時期にシャドーカービィも鏡の国に起こった異変を抑えるための冒険に出ており、ロリポップランドの鏡のエリアなどを通り掛かった時にカービィ側が彼の気配に気付いたりすれ違ったり、という感じの。
その冒険を通して、外見が変わったこと以上に見違えるほどたくましくなったシャドーカービィが、フロラルドの冒険を終えて帰ってきたカービィや大王から話を聞いて、今度はフロラルドを目指します。そして、そこの壊された鏡に残されていたダークメタナイトとブラックデデデに出会います。
フロラルドにあった第二のディメンションミラー(※我が家設定)からも、憑りついて悪さをしていたダークマインドはまんまと逃げおおせてしまっていたのですが、ダークマインドは今度はブラックデデデともどもダークメタナイトも見捨てて去っていきました。主に捨てられ、壊された鏡から出る事もできないでいた二人の前にシャドーカービィが現れて、この10年間ダークマインドと共に行方不明になっていたダークメタナイトとの再会を喜び、また新しく生まれた同族ブラックデデデとの出会いを喜びます。
が、ダークメタナイトは、10年前のシャドーカービィの姿を、裏切りとも言える彼の行動を覚えていたため、彼との再会をまったく喜びませんでした。そもそも他者を信用なんてできないのがダートの基本的な性格。
シャビィはそんな彼に、自分も以前に比べて強くなったはず。だから、ここで二人と手合わせして、もしもボクがキミたちに勝てたら、ボクと一緒に、鏡の国に帰って来てくれないか。と提案を持ち掛けます。シャビィが負けても、彼らを鏡の外に自由に出られるようにする。その場合はシャビィはそれ以上彼らに関わらない、ただしシャビィが勝った場合は、シャビィの言う事を聞くように、と。
以前のシャビィからは考えられないような提案に、ダートは思い切り不審そうに彼を睨みつけましたが、そこで、ブラデが先に応じました。ブラデは以前のシャビィがどんなだったかを知らないため、先入観のあるダートよりも正確にシャビィの今の実力を見抜いていました。
シャビィのチカラを借りて割れた鏡から外に出たブラデは、油断せず全力を持ってシャビィと戦いましたが、シャビィは辛くも彼に勝利します。そしてこの戦いにより、ブラデはシャビィに一目置くようになり、後ろで見ていたダートもシャビィへの認識を改めざるを得ませんでした。次にシャビィを見くびる事をやめたダートが戦いますが、シャビィはこちらもなんとか勝利をもぎ取る事ができました。
勝利したシャビィは晴れ晴れとした笑顔で、二人を鏡の国へと招きます。まだ半分呆然としながらも、取引は取引なので、二人はシャビィに従い鏡の国に行くことを了承しました。
こうして、シャビィはようやく再会できた仲間と、新しい仲間と共に、皆で一緒に鏡の国で暮らすことになったのでした。
まあもちろん、ダートもブラデも平和な鏡の国にそうそう馴染んでくれる訳もなく、シャビィの頭をちょくちょく悩ませる事にもなるのですが……。
そしてそんな賑やかになった平和な日々の中で、シャビィはブラデから「シャビィ」の名を与えられ(押し付けられ)、ブラデに対して、特別な想いをも抱くようになっていきます。
……という感じでした!
(一気に書いたのでちょっと無理があるかもしれない)
相変わらずダークマインドについては、自己流な設定もまだまだちっとも定まっていないのですが。彼ら3人は、ダークマインドによって「作られた」存在。
逆に言うと、彼ら以外でダークマインドが作った存在は、唯一『鏡の大迷宮』でボスとして登場したマスターハンド&クレイジーハンド(※ゲスト出演)たちだけで、その他の「鏡の国」の住人たちは、その国にごく普通に生まれた生物たち。と考えています。 これは主にモーリィ&ミセスモーリィ夫妻の存在が大きい。モーリィなど、ポポポアイランズにも登場するんですから。鏡の国と通常の地上&地下世界がごく普通に行き来できる、としたのも、モーリィたちの夫婦設定が後押しになった部分もあります。
マスターハンドたちは正確には別の世界に生きる存在を映したゲスト出演者なので、カービィ世界において「鏡から生まれた存在」は基本的にダート、シャビィ、ブラデの3人だけ、という事になっています。
そして、表の3人は全員「別種族」ですが、彼ら鏡の3人は生まれ方が同一なのもあり「同族」という設定になってます。
……この、カービィたちは全員別種族だけど、シャビィたちは全員同族である、という部分の設定が、個人的にこだわっていたいところ。言い換えれば、カービィはどうしても「ひとりぼっちの存在」だけれども、シャビィは元々ひとりぼっちの生まれではなかった、という事。
…それゆえに、自分の中ではブラデ×シャビィもダート→シャビィも成り立つのです。
(※我が家では設定上、メタナイトにカービィへの恋愛感情は一切存在していないし、そもそも生じるきっかけが彼には無い、ということになってます。デデデやマホロアや、ドロッチェとの決定的な違い。一応そうなる理由も自分の中ではちゃんと考えてあるんですが、あまり語る事は無いかな…。)
だけどダートとシャビィ間なら、同族なんだし(恋愛が)発生してもおかしくない。という…。シャビィがブラデに惚れてしまった事は見れば分かるから、その邪魔をする気にダートがなれるのか、というところなのですが。
まだしばらくの間は、シャビィが彼らに最初に望んだ通り、3人で仲良く賑やかに暮らしていくのではないかな、と考えています。( 『スタアラ』ダート旅立ち編でシャビィをひどい目に遭わせてしまった〈→2018年11月23日「フレンズハートの導き:その1」へのリンク〉 けれど。)